[平成19年度 環境情報学専攻 博士前期・後期課程 概要]
1.研究内容
研究分野と教員 |
研究内容 |
春山洋一 教授 斉藤 学 助教授 |
加速器やX線 などの先端計測技術を駆使した微量元素測定による環境中微量元素の分布や動態の解明,考古遺物産地同定の自然科学的アプローチを行っている.同時にそれら先端技術の基礎となる原子分子光子と物質の相互作用の基礎的研究や計測技術の開発,データ処理に関する研究を行っている. (主な研究テーマ)大気,水中の環境微量元素の検出・分布・動態に関する研究・微量元素分布測定による考古遺物の産地同定に関する研究・原子分子光子と物質の相互作用についての基礎的研究・放射線測定装置の開発及びデータ処理に関する研究 |
永田 実 教授 石田昭人 助教授 リントゥルオト正美講師 |
高機能性を有する物質や材料の創製に関する研究を有機・高分子化学,光化学,量子化学の立場から行っている.なかでも,環境への負担が少ない新規な高分子材料の開発,光近接場分光技術と走査プローブ顕微鏡技術を利用した高性能薄膜太陽電池や光センサーの開発,計算機を用いた環境有害物質の無
毒化に関する研究等に重点的に取り組んでいる. (主な研究テーマ)環境にやさしい新規な生分解高分子材料の合成及び物性に関する研究・金ナノウェルを用いる超高分子材料の合成及び物性に関する研究・金ナノウェルを用いる超高密度免疫・遺伝子分析法の開発・分子修飾金ナノストライプによる超薄膜分子検出器の開発・環境保全機能性材料に関する理論
的研究 |
椎名 隆 教授 佐藤雅彦 助教授 山下博史 助手 |
植物は,その細胞形態や生理機能が動物細胞とは大きく異なっている.環境生物学分野では,葉緑体や液胞といった植物細胞を特徴づけるオルガネラに焦点を当て,植物オルガネラの形成機構や環境応答,進化について,遺伝子,細胞レベルでの最先端の研究を進めている.また,オルガネラ機能を活用した有用物質の大量生産や環境浄化の研究にも取り組んでいる. (主な研究テーマ)葉緑体の分化や環境応答を支配する遺伝子ネットワークの研究・環境安全性の高い葉緑体形質転換技術の研究と葉緑体工場の開発・植物における細胞内小胞輸送機構の解明・液胞機能の解明・維管束植物の進化に関わる分子の探索および細胞内小胞輸送制御技術を用いた有用植物の作成。・花芽形成機構の分子生物学的研究 |
吉冨康成 教授 田伏正佳 助教授 |
人工知能,数理計画,画像情報処理,パターン認識,認知科学,などの基礎研究を行い,意志決定支援システム,ヒューマンインタフェース,ロボット,情報セキュリティ,福祉への応用研究を進める. (主な研究テーマ)確率計画問題の近似解法と意志決定支援の研究・マルチメディア情報処理による感情理解の研究・温度画像処理による人間情報認識の研究・
情報セキュリティの最適化・電動車椅子の知能化の研究・群れ行動とその工学的応用研究・記憶や学習のメカニズムの解析 |
この表の教員名はその分野に所属する教員で,全員が指導教員になるものではない.
2.授業科目
2.1 博士前期課程
授業科目
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環境計測学分野 環境計測学特論 ,放射線計測学特論,環境計測学演習,環境計測学実験 環境材料設計学分野 環境材料設計学特論,材料化学特論,量子化学特論,環境材料設計学演習,環境材料設計学実験 環境生物学分野 環境生物学特論,植物生理学特論,環境生物学演習,環境生物学実験 知能情報システム学分野 知能情報システム学特論,知能情報処理学特論,知能情報システム学演習,知能情報システム学実験 共通 環境論,地域保健学特論,環境衛生学特論,人間環境設計学特論,住環境制御学特論,都市緑化学特論 環境情報学特別講義1,環境情報学特別講義2,環境情報学特別演習1,環境情報学特別演習2
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2.2 博士後期課程
授業科目
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環境計測学分野 環境計測学特別研究 ,環境計測学特別演習 環境材料設計学分野 環境材料設計学特別研究,環境材料設計学特別演習 環境生物学分野 環境生物学特別研究,環境生物学特別演習 知能情報システム学分野 知能情報システム学特別研究,知能情報システム学特別演習
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3.問合せ先
環境情報学専攻主任 椎名