2001.1.12
ホルモン_
伝達の仕組み
ホルモンの二次メッセンジャー cAMP
cAMP依存性プロテインキナーゼ 酵素の活性調節
リン酸化されると
1.活性が高くなる グリコーゲン分解酵素
グリコーゲンホスホリラーゼキナーゼ
グリコーゲンホスホリラーゼ
グリコーゲン → グルコース
2.活性が低下 グリコーゲン合成酵素
cAMP濃度低い
cAMP 依存性プロテインキナーゼ 不活性
アドレナリン刺激
cAMP濃度上昇
グリコーゲン合成阻害
分解促進
アドレナリン受容体
交感神経 → アドレナリン分泌 脂肪細胞内 脂肪分解 エネルギー消費
脂肪細胞表面
受容体遺伝子変異
刺激伝わらない 脂肪蓄える 日本人3人に一人変異
受容体と二次メッセンジャーの橋渡し
Gタンパク質
ホルモン結合
GTPに変換
cAMP合成酵素活性化 アデニル酸シクラーゼ 活性化
変換器の役目 トランスデユーサー
ストレスとホルモン
ストレス (緊張状態)
ストレスに対する防衛反応
組織 グルコース要求
肝臓 グリコーゲン分解
アドレナリン放出 心筋細胞 収縮速度速くなる 血液供給量 増加
中枢神経 視床下部 交感神経 アドレナリン分泌 血糖値上昇 闘争準備
放出ホルモン 脳下垂体 ACTH 副腎皮質 コルチコイド分泌 血糖値上昇
※ コルチコイド欠乏
ストレスに耐えられなくなる
ストレスにさらされ続ける コルチコイド分泌続く
抗インシュリン作用
糖尿病に近づく
[ホルモンと遺伝子の関係] 例 プリント22-3
肥満遺伝子 ob遺伝子変異
レプチン合成できない
食欲抑えられない
レプチン受容体遺伝子の変異
db遺伝子変異
受容体作れない
レプチンの刺激伝わらない
肥満
[試験の要点]
ホルモンと受容体の関係を分子レベルで説明できるようにしておく
環境ホルモン
内分泌攪乱物質
野生動物への影響
生態影響 卵の孵化、生殖能力
1.貝類 メス貝→オス貝
産卵障害
2.魚類
メス化
3.ワニ 生殖障害
4.鳥類 生殖障害
生殖行動異常
5.ほ乳類 生殖障害
精子現象 生殖器異常 不妊
物質の種類
1.非意図的化合物
農薬、有機塩素系化合物の製造過程 副生成物
ゴミ焼却過程 ダイオキシン
2.工業的に過去に多用
分解されにくい 残存 PCB
3.工業的に現在使用
プラスチックの材料、可塑剤
ビスフェノール
ノニフェノール
フタル酸エステル
4.その他 プラスチック以外
洗剤などの界面活性剤 原料 アルキルフェノール
5.農薬類 過去に使用、現在使用禁止
DDT HCB
6.現在も使用されている農薬
7.その他
船の防腐剤 有機スズ
体に入ってくる経路
1.大気を通して
2.水・土壌を通して
3.食べ物を通して
4.プラスチック製品から溶けだして
5.農薬類の使用
6.薬の服用を通して 合成ホルモン剤 流産防止薬
7.食物を通して 避妊・流産促進薬 ザクロ・オオウイキョウ
ダイオキシン類
ダイオキシン
ポリ塩化ジベンゾフラン
を含めた総称
塩素を含む二個のベンゼン環
正式名称 ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン
英語読み ダイオキシン
結合する塩素の数、位置の違い
75種類の異性体
最も強いもの 2,3,7,8四塩化ダイオキシン
1gで1万7千人殺す
青酸カリの千倍
ホルモン攪乱作用
エストロゲンレセプターと結合
エストロゲン作用阻害
抗エストロゲン作用