応用  耳垢  分離の法則の例

    ドライ型とウェット型 (対立遺伝子)  

 

    宿題?  ウェット型同士の結婚

 

検定交雑

    表現型 phenotype 優性でもホモ?かヘテロかわからない

      劣性のホモと交配  子に劣性が出ると親はヘテロ

    

対立遺伝子の働き

  • 不完全優性   マルバアサガオ、オシロイバナ中間の色を示す

               F1が劣性と優性の中間の形質

         A型遺伝子は O型遺伝子に対して優性

         B型遺伝子は O型遺伝子に対して優性

         A型遺伝子とB型遺伝子には優劣関係はない

             相互優性

  ニワトリ とさかの遺伝

    バラ冠遺伝子Rとマメ冠遺伝子P 共存 → クルミ冠

r と pでは単冠→ 独立で発現するときとは異なる

  • 致死遺伝子   ハツカネズミ  Y遺伝子優性での致死作用

遺伝現象を生化学的に研究する最初の例

1909年 Garrod 「代謝作用の先天異常」

   アルカプトン尿症

   尿が黒化する遺伝病

   代謝異常により、アルカプトンが体内に蓄積

遺伝子と酵素活性   生化学反応の関係明らかにした最初の例

1941年  Beadle Tatum

アカパンカビ

    アカパンカビによるトリプトファン合成過程

     野生型のアカパンカビ・・・最小培地で生育できる

     突然変異体は最小培地で生育できない

      トリプトファンを加えると生育できる突然変異体

               ・・・トリプトファン要求性突然変異体

 

    一遺伝子一酵素説

       一つの遺伝子が一つの酵素活性を支配

       各形質は遺伝子の働きによって生産された酵素の働きにより発現する

遺伝物質は何なのか

遺伝を担うのは化学物質

  1928年 英 生物学者 グリフィス   1942年 空襲で死亡

  肺炎双球菌  形質転換実験

   R型 と S型

    コロニーの型

    (Rough) (Smooth) 基本的な差  多糖類の膜(きょう膜)

  アベリー 1930年代 グリフィスの実験を追試

  ネズミは必要ないこともわかる

  熱殺菌したS型と R型

   熱殺菌したS型菌の中に活性のあるもの

     しかも形質は子孫に遺伝する→遺伝子と関係のあるもの

     形質転換因子 と呼ばれる

         細胞抽出物  分離  → 核酸が残る

                  デオキシリボースのみ  → DNA

 

最後の証明   酵素による分解

           タンパク質分解酵素を加える

              → 形質転換 生じる

           DNA分解酵素を加える

              → 形質転換生じない

    1944年   形質転換因子はDNAであることを決定

 

     形質転換因子は遺伝子の性質を持っている

      →すなわち  遺伝子の材料はDNAである

 

遺伝物質がDNAであることを最初に証明した実験

 

遺伝物質がDNAであることを決定的にした実験

   1952年  ハーシーとチェイス

           プリント図 10-7 10-8

           ファージのタンパク質を35Sで標識

              → 子ファージから放射能は検出されない

           ファージのDNAを32Pで標識

              → 子ファージから放射能 検出

   バクテリア内で遺伝情報をになっているものはDNAでしかありえない