ヒトの減数分裂・大腸菌の性   

ヒトの減数分裂           2000.10.20

精子形成   プリント図14-1

  始原生殖細

     ↓

  (生殖腺)精巣へ移動

      ↓

    精原細胞

       @(幹細胞としての)精原細胞

       A(一次精母細胞となる)精原細胞

           ↓

          第一分裂

           ↓

         二次精母細胞

           ↓

          第二分裂

           ↓

          精細胞

           ↓

          成熟した精子へと分化

           4個の精子形成

卵形成     プリント図14-2

  始原生殖細胞

     

  卵巣に移動

     ↓

   卵原細胞

     ↓

   一次卵母細胞(妊娠38ヶ月で形成)

   第一分裂

     前期で停止

   個体が成熟すると

    ホルモンの影響

     周期的に成熟

     第一分裂完了→極体放出

     ↓

     二次卵母細胞

       第二分裂  停止

       受精するまで完了しない

      第二分裂 → 極体放出

       極体は退化

減数分裂時の染色体異常

  第一分裂時 染色体の不分離

   同じ染色体を2本もつ異常な配偶子

  例   ダウン症候群   プリント図14-4

       顔が扁平 精神遅滞、知能遅れ

       広い両目間隔

       21番目染色体3本持つ

             トリソミー・・・・発生に障害

       1000人に一人

        高齢の母親に多い

         25歳以下  2千回の分娩に1回

          40才以上   100回に1回

性の決定   プリント図14-4

  性染色体の存在

    @雄ヘテロ型

    1. XY型
    2. XO型

    A雌ヘテロ型

    1. ZW型
    2. ZO型

  配偶子には、どちらか一方が入る 2種類の配偶子

  受精 2種類の組み合わせ 個体

性染色体不分離の例

   先天性染色体異常

   原発性無月経、二次性徴みられない

    発育不全、内性器発達不全

   3000人に一人

   第一精母細胞(2+XY)

      ↓

  第二精母細胞(N+XY)と(Nのみ)の2種類

   精細胞のうち(Nのみ)が正常な卵子(N+X)と受精

      ↓

     2N+

   外見的には男性

    睾丸発育不全、精子無形成

     染色体47

     性染色体XXY

      500人に一人

   第一精母細胞(2+XY)

        ↓

   第二精母細胞(N+XY)と(Nのみ)の2種類

   精細胞のうち(N+XY)が正常な卵子(N+X)と受精

      ↓

     2N+XXY

生殖

   生物個体が自己と同じ種類の新しい生物個体を生産すること

  1. 細胞生殖

     細胞単位で行われる生殖

    1. 無配偶子生殖
    2.    細胞分裂で生殖

         二分裂、多分裂

    3. 配偶子生殖

  1. 栄養生殖

      挿し木

       枝から根、葉 → 新しい独立した植物体

   「分身の関係」

無性生殖

  配偶子が関係しない生殖の総称

  @無配偶子生殖

     細胞の2分裂

  A栄養生殖

遺伝子が他の個体と組み換えられる可能性なし

作られる子が親と遺伝的に同一である 生殖様式

大腸菌にも性がある

  大腸菌の染色体以外のDNAの存在  プリント図14-6

  プラスミド   独立したDNA

  大腸菌の性決定因子

   大腸菌の接合に関する遺伝子群を持つ

   環状の二本鎖DNA

   稔性(Fertilityの頭文字)

F因子移行する   F+からF_へ伝達

   F因子を持つ大腸菌  F+ 雄株

   F因子を持たない大腸菌  F_  雌株